FXで自動売買(EA)取引を行う場合、MT4などのトレードツールを24時間365日間、安全に稼働させなければなりません、その際に必要なのがVPSとなります。
ここでは、XM(XMTrading)が提供している無料VPSのメリットや使い方をわかりやすく解説しています。
VPSは海外FXの自動売買に必須
XMの無料のVPSについて解説する前に、VPSが海外FXの自動売買に必須な理由の説明から始めます。
自動売買はご存じの通り相場の状況に応じて自動的にエントリーしたり決済を繰り返すので24時間にわたって安全に稼働させられるトレード環境の構築が必須です、そこで、必要なのがVPSなのです。
VPSとはVirtual Private Serverの略で「仮想専用サーバー」のことです。
VPSは実際には共用サーバーでありながら仮想的に専用サーバーと同等のスペックを備えているもので、VPSにMT4をインストールして使用するので、インターネット上に専用のパソコンを持つことと同じとなります。
XMのMT4無料VPSがおすすめ
XMで自動売買を行う際に、自宅環境でMT4を24時間稼働させようとすると停電やパソコンの不具合、また、スプレッドにも影響する通信速度といった環境リスクが伴います。
そのようなリスクを回避する手段として、VPS(仮想専用サーバー)を利用するべきなのですが、VPSはスペック次第ですが月々2,000円~5,000円位の費用がかかります。
なので、なんとか、無料でVPSを利用できないものか?
と考える方もいることでしょう…
そんな方には、XM (XMTrading)の無料VPSがおすすめです。
ここでは、FXトレードにおけるVPSの必要性、XMの無料VPSのメリット、利用条件とスペック、そしてVPSの使い方を解説します。
XMの無料VPSを検証した結果
XMが提供しているVPSを実際に検証してみて感じたこと、わかったことを以下にまとめました、自動売買における安全な取引環境を構築できことだけでなく以下のメリットがあります。
約定スピードがアップする!
XMの無料VPSを利用すると、以下の通り通信距離が短くなるので約定スピードが大幅に向上します。
XMの無料VPSを利用すると、
トレーダのMT4がインストールされているXMのVPS(海外)⇒ XMの取引サーバー(海外)
XMのVPSは取引サーバーからわずか1.5kmという至近距離に配置されているので通信速度が「超」早くなり約定スピードが飛躍的にアップします。
一方、VPSを利用しない場合、XMのサーバーはロンドンなど海外に設置されているので日本からだと通信距離が長くなるので約定スピードが上がりません。
トレーダーのパソコン内のMT4(国内) ⇒ XMの海外取引サーバー (XMのデータセンター内)
もし、日本国内のVPSを別途利用している場合は、
トレーダーが利用しているVPS内のMT4(国内) ⇒ XMの海外取引サーバー (XMのデータセンター内)
となります。
具体的には、日本国内のパソコンやお名前.comなどのVPSからXMのデータセンターにMT4を接続すると、距離があるため200ミリ(0.2秒)以上の遅延(レイテンシー)が生じますがXMの無料VPSを利用すればこの遅延を解消することができます。
スプレッドが安定する!
約定スピードが飛躍的にアップすれば、狙った価格レートで約定決済が行われるので、スプレッドが広がりにくくなり取引コストを抑えるのにも役立ちます。
特に複数のポジションを保有しながら取引を繰り返すことも多い自動売買やッスキャルピングでは、スプレッドを安定させることで取引コストを抑える効果にも期待できます。
自動売買(EA)の本来の運用能力を引き出せる
自動売買(EA)では以下のような運用実績が公開されていますが、通常、自動売買の開発者はVPSサーバーを用いて運用成績を公表しています。VPSを導入しないと約定スピードが上がらないので運用実績通りにならないことが多いですが、XMの無料VPSを導入して約定スピードを高速化させると本来の自動売買の運用実績と同等の結果を出せるようになるメリットがあります。
なので、XMで口座開設して自動売買を始めるという方は初めから無料VPSを導入した方が良いと言えます。
XMでのハイレバレッジ取引に有効
XMではレバレッジ最大888倍までのトレードが可能で少ない証拠金でも大きな取引を狙えるのがメリットです。
しかし、レバレッジは高くなるほどちょっとした約定遅れでもスプレッドが広がったり損失が拡大しやすくなるため、VPSを導入して約定スピードを高速化させてハイレバレッジ取引でも安全な取引環境を築くことが重要です。XMの約定力はもともと優れていることで定評がありますが、特にハイレバレッジで超短期売買を繰り返し取引回数が多くなるスキャルピングを行うトレーダーにとってVPSを導入するメリットは大きくなります。
XMの無料VPSのスペックと利用条件
無料VPSサーバーのスペック
XMの無料VPSサーバーは取引サーバーが配置されているロンドンのデータセンターからわずか1.5kmのところに配備されており、VPSはデータセンターと光ファイバーで接続されているので超高速通信が実現されています。
XMの無料VPSは、世界最大のVPSサービスプロバイダーである「Beeks Financial Cloud社 (Beeks社)」が提供するサーバーにて下記のスペックのVPSが割り当てられています。
- RAM:1.5 GB
- ハードドライブ容量: 20GB
- CPU電源: 600 MHz
Beeks社のVPSはXMのデータセンターから至近距離にあるので通信速度は最も優れていると言えます。また、上記のスペックならば、特別に容量が大きな自動売買(EA)でなければ10個くらいまでを同時稼働させても十分に使用できるVPSだと言えます。
利用条件
XMの無料VPSは以下の条件をクリアすれば無料で利用できます。
- 条件① 口座残高が5,000ドルあるいは相当額以上
- 条件② 毎月取引量が5ロット(往復)以上
同じメールアドレスで登録されている取引口座の合計残高が5,000ドル以上あれば無料で使えます。
なお、上記をクリアしていなくても月額使用料として28ドルを入金すれば利用で可能です。
上記条件を満たしていれば、会員ページ内で「口座」⇒ 「VPS」 ⇒ 「VPSをリクエストする」の流れで利用を開始できます、利用申請登録からVPSへの接続方法は下の方で説明します。
XMの有料VPSもお得
XMに口座残高5,000ドル以上あれば無料で利用できるので比較は要りませんが、無料条件をクリアできない場合に28ドルの使用料を払う場合、お名前.comの1GBと2GBの料金と比較すると以下のとおりです。
お名前.com「デスクトップクラウド for FX プラン」
RAM 1GB 2,400円/月 25,920円/年
RAM 2GB 4,660円/月 55,920円/年
XMはちょうど中間の1.5GBなので、無料VPSでなくても、月額使用料28ドルはお名前.comよりも安くおすすめです。
XMのVPSを利用するメリットを説明する前にVPSについて簡単に説明しておきます。
XMのVPSの使い方
5,000ドル以上の口座残高ある場合、もしくは28ドル相当額を入金すれば、
- XMの会員ページからVPSをリクエストし登録
- Beeks社から接続に必要な情報のメールが届く
- RDPファイルをダウンロード&保存
- 各接続作業を行う
の順でVPSに接続して使用できます。
XMの会員ページからVPSをリクエストし登録
まず「口座」内の「VPS」をクリック。
「VPSをリクエストする」をクリックすれば登録が完了し、Beeks社からメールが届きます。
Beeks社のメールを受信
Beeks社からVPSへの接続に必要なメールが届きます。
- IP Address(接続先のIPアドレス):
- Port Number(接続先のポートナンバー):
- Username(ユーザー名):Administrator(管理者)
- Initial Password(初期パスワード):Beeksfx_VPS
RDPファイルをダウンロード
メール内の「Click Here to Open/Download RDP File」をクリックし、RDPファイルをダウンロードして開きます。
パスワード入力とパスワードの変更
メールに記載されている初期パスワードをコピーして入力し、OKをクリックします。
するとWindows Server 2012のデスクトップ画面が立ち上がります、初期パスワードを独自のものに変更する必要があるのでOKをクリックします。
赤枠内の上段に独自のパスワードを入力したら下段に確認用に再入力します。
Unable to update the password.
パスワードを更新できません
the value provided for the new password does not meet the length, complexity, or history requirements of the domain.
新しいパスワードとして指定された値は、ドメインの長さ、複雑さ、または履歴要件を満たしていません。
という警告が表示されたらOKをクリックし再度別のパスワードを入力しましょう。その際、英数字の組み合わせを大文字、小文字を混ぜながら長めのパスワードにしましょう。
新しいパスワードの設定が完了すると以下の画面が表示されます。OKをクリックするとリモートデスクトップに接続されVPSに接続されます。
リモートデスクトップ画面からMT4を起動する
するとWindows Server 2012のリモートデスクトップ画面が立ち上がり、今回のようにXMからリクエスト登録した場合はXMのMT4が最初から表示されているのでそれをクリックすればMT4が起動します。
MT4の後の-1(ハイフンと数字)はVPSに接続されているMT4であることを示しています。XM内の別口座でVPSをリクエスト登録して接続すると数字が2、3..となります。
XMでのVPSへの接続方法は以上で完了です。
まとめ
- 無料VPSの利用によって自動売買が持つ本来の運用実績に限りなく近づけるメリットがある
- 約定スピードが飛躍的に向上、スプレッドが安定し自動売買だけでなくスキャルピング系のトレーダーにもおすすめ
- 無料VPSだが国内のお名前.comなどのVPSサービのスペック・料金よりもコスパが優れている
- 口座残高が5,000ドル以上、毎月5ロット以上の取引を行っていればXMの無料VPSを利用できる
- 口座残高5,000ドル以上なくてもリーズナブルな月使用料28ドルを入金すれば利用できる
- Beeks社のVPSとXMのデータセンターは至近距離にあり超高速の通信スピードを享受できる
- XMの会員ページからVPSへのリクエスト登録を始められてVPSへの接続方法も簡単
以上のことからVPSを利用した海外FXでの自動売買を検討している方はXMで口座開設することを、すでにXMにて5,000ドル以上の口座残高がある方はXMの無料VPSの利用をおすすめします。
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コメント
はじめまして、FXの自動売買について調べている者です。
いくつか教えて欲しいのですが、XMの無料VPSについて最初は有料で途中から条件を満たして無料に切り替えるのは可能でしょうか、またそのやり方はどうするのでしょう?
また、契約解除のやり方も教えていただければ参考になります。
コメント頂きありがとうございます。
返信が遅れましたことご容赦ください。
ご質問への回答は以下の通りです。
有料でVPS利用を開始されました後、下記の無料条件を満たしておりましたら、
お客様側で申請頂かなくても、次月にVPS使用料は差し引かれないようになっております。
逆に、無料でVPSをご利用頂いておりましてもその後、無料の要件を満たさない月には
紐付けられております口座から毎月1日に自動で使用料が引き落としされます。
尚、残高が十分にない場合には、使用料差し引きができずVPSが停止となります。
有料となる場合、また、残高がない場合には、メールにてご案内申し上げるようになっております。
無料でVPSサービスをご利用いただく下記条件ですが、同じメールアドレスでご登録された取引口座の合算にて計算されます。
①お客様の口座残高(有効証拠金-クレジット)がUSD5,000または同等額以上あること
②ひと月にスタンダード口座の場合は最低5ラウンドターンロット、マイクロ口座の場合は500ラウンドターンロットのお取引をされていること。
(過去30日の間に50万通貨以上のお取引を発注から決済まで完了して頂く)
上記どちらの条件も、お申込み時、または毎月1日に満たして頂く必要がございます。
片方の条件だけでは、無料の対象とはなりません。
上記の条件を満たさなくても、使用料月額28米ドルで会員ページからXM MT4/5 VPS をリクエスト頂き、ご利用可能でございます。
尚、VPSのお申込みが月の途中となった場合には、日割りした使用料をお支払い頂くようになっております。
有料から始めて口座残高条件等を満たせば自動的にXMの無料VPSへ移行するため便利です、まだXMにて口座をお持ちでなければ口座を作ってみたらいかがでしょうか。
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以上であります、改めまして、コメントを頂き有難うございました。