FXのスキャルピング、デイトレードといったトレード手法では1日に何度もトレードをを繰り返すためトレードコストであるスプレッドが狭い(安い)海外FX業者を選ぶべきです、トレード回数が多いほどスプレッドが増えるからです。
狭いスプレッドを宣伝しているFX業者であってもスリッページにより注文レートと約定レートに差が生じると実質的にはスプレッドが広い(高い)ことと変わりません。このことは国内FX業者でも海外FX業者であっても同じです。
したがって、海外FX業者を選ぶ際にはスリッページしにくい業者を選ばなければなりません。
スリッページとは?
英語で「slippage」、日本語では『滑り(すべり)』と言われており、ずれ(レート差)を意味します。
つまり、注文レートと実際に約定したレートとの差のことです。
為替市場での取引量が少ない時や大きな経済指標の発表などによってレートが乱高下する時にスリッページが発生しやすくスプレッドが大きくなる傾向があります。
スリッページが頻繁に起こるようだと実質的なスプレッドは表示されているスプレッドよりも大きくなってしまいトレーダーとって不利になるのでスリッページの少ないFX業者を選ぶ必要があるのです。
実質スプレッドとスリッページ
FXでは繰り返しトレードを行うため、少しでもスプレッドが狭いFX業者を選ぼうとするあまり公表されているスプレッドに注目しがちです。
しかし、FXでの実質のトレードコストは下記によって算出されます。
実質トレードコスト(実質スプレッド)=公表されているスプレッド(表面スプレッド) + スリッページ
スリッページにより不利なレートで約定すると実質のスプレッドが高くなってしまうので、コスト算出に『スリッページ』が加えられるのです。
公表されている『スプレッド』がどんなに狭くても、約定力が低く『スリッページ』が起こるFX口座ではトレードコストが高くなってしまいます。
スリッページは把握しにくい
スリッページが厄介なのは、『どれくらい滑るか』がよくわからない点です。
スプレッドならば、変動スプレッドであっても実際の平均値をはじき出すことができますが、スリッページの場合は、『どれくらい滑るのか』を、個人トレーダー自らが体系的に掴むことはできません。
いざ口座を開設してみて、トレードを行いながら『すべりやすいな、ずれやすいな…』と体感的に判断するしかないのです。
スリッページのデータを確認
スリッページのデータはあまり公表されていませんが、FOREX BROKERZという海外FX紹介サイトは公表しています。
このサイトは長年にわたり蓄積したデータももとに海外FX業者ごとにスリッページの平均値を算出して公表しています。
ZuluTradeという自動売買システムの大手業者がトレードデータのデータを採取し、蓄積させて平均値を算出しています(定期的に変動)。
このサイトは海外サイトなので多くは日本市場に進出していない海外FX業者のスリッページデータを公表していますが、下記のとおりXM(エックスエム)のデータは公表されています。
XM(エックスエム)はスリッページが少ない業者である
当サイト厳選5社の1社であるXM(エックスエム)の約定力は優れており、上記のとおり狭いスリッページを記録しています。
一般に、数値が低いほど優れており、日本人トレーダー人気ナンバーワンのXM(エックスエム)はトップレベルです。
繰り返しですが、トレードコストは『公表されているスプレッド(表面スプレッド) + スリッページ』なので、約定力も重視しながらコストを抑えたい方は、『XM(エックスエム)』はおすすめです。
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