【海外FX】取引手数料が「ある口座」と「ない口座」を比較
海外FXでは取引手数料が「ある」口座と「ない」口座があります。
ほとんどの海外FX業者が取引方式としてNDD方式を採用しており、NDD方式にはSTP方式とECN方式の2つがあり、一般的に、STP口座がスタンダード口座、ECN口座は業者ごとに呼び方が異なります。
そして、取引手数料は、
- STP方式=取引手数料なし
- ECN方式=取引手数料あり
となっています。
そして、コスト的には、
- 取引手数料がないSTP口座のスプレッド=普通
- 取引手数料があるECN口座のスプレッド=狭い(安い)
ことがほとんどです。
また、一般的な利用のされ方としては以下の傾向があります。
- 取引手数料がないSTP口座=ロットサイズが小さい注文に利用
- 取引手数料があるECN口座=ある程度のロットサイズがある注文に利用
されることが多いです。
そして、
- 小さいロットから始める初心者=STP方式のスタンダード口座を利用する傾向
- 大きめのロットサイズで取引する中・上級者=ECN口座を利用する傾向
があります。
STP口座とECN口座の違いについての詳細は下記をご覧ください。
海外FX ECN口座の取引手数料を比較
( )内は取引手数料込みのスプレッド。
海外FX業者 | 取引手数料 (片道) | 米ドル/円 (最小/平均) | ユーロ/円 (最小/平均) |
XM | 5.0ドル | 0.0 / 0.3 (1.3) | 0.0/0.5 (1.5) |
TitanFX | 3.0ドル | 0.0 / 0.2 (0.8) | 0.1/0.6 (0.9) |
AXIORY | 3.5ドル | 0.0 / 0.4 (1.0) | 0.0/0.7 (1.3) |
HotForex | 3.0ドル | 0.0/ 0.2 (0.8) | 0.1/0.8 (1.4) |
LAND-FX | 3.5ドル | 0.0/0.9 (1.5) | 0.0/1.0 (1.6) |
その他の通貨ペア、英ポンド/円、豪ドル/円、カナダドル/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドルの最小/平均スプレッドも比較したい方は下記の記事でご確認ください。
海外FX ECN口座とSTP口座の違い
STP方式とECN方式では、トレーダーの注文はインターバンク市場またはECN市場に直接流されるので取引の透明性が高いと言われています。
STP方式では、トレーダーの注文は、金融機関やFX業者などのリクイディティプロバイダーが参加しているインターバンク市場に直接流され、提示されてくる為替レートの中から最も有利なレートと売買をマッチングさせます。
ECN方式では、トレーダーの注文は、FX業者が決めている不特定多数のリクイディティプロバイダーも参加しているECN市場に直接流されており、インターバンク市場に参加しているリクイディティプロバイダーから提示されてくるレートともマッチングされているため、STP方式よりも売買がスムーズに成立しやすいメリットがあります。
基本的にSTP方式は、ECN市場を補完するためのものであり、リクイディティプロバイダーの数はECN市場の方が多く、ECN口座の方が売買のマッチングがスムーズかつ有利なレートがマッチングされやすいのでECN口座のスプレッドの方が安いことが多いのです。
いずれにしても、STP方式とECN方式では、トレーダーの注文はインターバンク市場もしくはECN(電子取引所)に直接流されるので海外FX業者のディーラーが一切関与しないため取引の透明性と健全性が高いです。
NDD方式(ノー・ディーリング・デスク方式)の特徴
- トレーダーの注文は取引市場に直結、海外FX業者のディーラーは全くトレードに関与しないので不正操作ができないため信頼性・安全性が高い
- 「STP方式」= 取引手数料が「無料」+約定力は良い+スプレッドが普通
- 「ECN方式」= 取引手数料が「有料」+約定力は優れている+スプレッドが安い
ECN口座とSTP口座の詳細に関しては以下の記事を参考にしてみてください。
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