MiltonMarketsの評判は？長所・短所など評価を解説

MiltonMarketsは2016年に運営開始、取引手数料なし、低スプレッド、高速約定により日本人トレーダーからの評判が徐々に高まっている海外FX業者です。

この記事では、MiltonMarketsの特徴、メリット、デメリットなどを評価レビューとしてまとめていますので、海外FX業者を選ぶ上で、ぜひご参考にしてくだい。

MiltonMarketsってどんな会社

2017年に親会社GCM（Gallant Capital Markets）が倒産しましたが、そんな難局を見事に乗り越えてきた海外FX業者がMiltonMarketsです。
普通、倒産企業の子会社と聞けば不安を覚えるはずですが、MiltonMarketsはそんな逆境をものとせずに、徐々にですが地道に日本人トレーダーからの評判を上げてきている海外FX業者です。

完全NDD、約定力の強化に注力し、最狭水準のスプレッド、ハイレバ最大1,000倍といったハイスペックなトレード環境を前面に押し出しています。

ただ、ロスカット水準100%以下、低スプレッド口座の初回入金額3万円からであり（最狭スプレッド口座は100万円～）、それなりに資金を持っている中上級トレーダー向けの仕様となっています。

ライセンスはバヌアツ金融サービス委員会（VFSC）から取得しています。VFSCはマイナーライセンスですが、グループ会社のMiltonPrime EU（Holiway Investment Ltd）はキプロス証券取引委員会のライセンスを取得しているので相応の信用力があると考えて良いでしょう。

MiltonMarketsの評価サマリー

MiltonMarkets 総合評価 86点
レバレッジ	スプレッド	約定力	取扱い銘柄
最大レバレッジ	米ドル/円(pips)	約定スピード (平均値/秒)	FXペア数
1,000倍	1.2(0.5）	0.390	42銘柄
ボーナス	ユーロ/円(pips)	約定スピード （最高値/秒)	貴金属・エネルギー
定期開催	1.1(0.4)	0.305	4銘柄
ゼロカット	ユーロ/米ドル(pips)	注文執行率(%)	株式・指数
あり	1.0 (0.3)	99.5%以上	20銘柄

口座スペック表を確認するにはこちら

MiltonMarketsの信頼性

MiltonMarketsが持っているバヌアツライセンスは取得が簡単なライセンスであり、それ自体で見ると信用力は高いとは言えません。一方、グループ会社は厳格なことで有名なキプロス証券取引委員会（CySEC）ライセンスを保有してます。

そこで、なぜ取得ライセンスを別々にする必要があるの？という疑問が沸きます。

MiltonMarketsがバヌヤツライセンスを取得した理由は、キプロスライセンスを保有している海外FXブローカーが日本マーケット向けの営業ができなくなるように日本の金融庁がキプロス証券取引委員会(CySEC）に圧力をかけるため、あえて別会社、MiltonMarketsとしてバヌアツライセンスを取得しているのです。

XM、TitanFX、AXIORY、HotForexなどの多くの海外FX業者も日本の金融庁からの圧力をかわすために「あえて」マイナーライセンを取得しており、MiltonMarketsも便宜的にバヌアツライセンスを取得していると考えて良いかと思います。

※日本在住者はMiltonMarketsの取引口座に資金を預託しトレードを行うことになります。

MiltonMarketsの特徴・メリット

MiltonMarketsには以下のメリットがあり、最大1000倍のハイレバレッジ、取引手数料が一切ない低スプレッドでトレードできます。

レバレッジ最大1,000倍で取引できる

MiltonMarketsでは3種類の口座が用意されており、各口座タイプでレバレッジの条件が異なっています。
FLEX口座とELITE口座は固定レバレッジ、SMART口座は有効証拠金残高に応じてレバレッジ倍率が決まっています。

最狭レベルのスプレッドで取引できる

MiltonMarketsには3種類の口座タイプがあり全て取引手数料が無料です。FLEX口座がスタンダード口座、SMART口座が低スプレッド口座、ELITE口座が超低スプレッド口座となっています。

各口座のスプレッド水準は、FLEX口座が「標準」、SMART口座が「最狭」、ELITE口座が「超最狭」となっています。

ELITE口座は他のどのブローカーよりも安いスプレッドを提供していますが、初回入金額が1万米ドル（100万円相当）であり敷居がかなり高いため、少しでも低コスト取引を目指したいのであれば、他ブローカーの最狭水準と互角であるSMART口座がおすすめでしょう。

また、できるだけ高いハイレバレッジ取引を行いたいトレーダーは、ELITE口座よりもSMART口座の方が扱いやすいはずです。

透明性が高いNDD方式を採用し約定力も優秀

MiltonMarketsは公式ホームページで以下の通りNDD業者であると発表しています。

「ミルトンマーケッツは取引のプラットフォーム提供者として位置し、お客様の注文に対してマーケットメーカーや流動性供給元としての立場を取りません」と説明しおり、下の画像のようにMiltonMarketsはトレーダーの注文をLP（リクイディティプロバイダー）が参加するインターバンク市場へダイレクトに流しており、注文に対し不正操作が行えないNDD方式を採用しています。

高速約定を実現している

また、MiltonMarketsが「多くの時間とリソースを投資」していると説明しているのは、エクイニクス（EQUINIX）のニューヨークにある「NY9」データセンター内に取引サーバーを設置してることであり、それにより注文執行率99.5%、約定拒否・リクオートなし、平均約定スピード0.39秒を達成しています。

EQUINIXの「NY9」データセンターの詳細

スリッページ保証制度がある

MiltonMarketsでは独自のスリッページ保証制度を設けており、以下の条件を満たすスリッページが発生した場合は「約定価格との差額分」が返金されます。

• スリッページ幅が1pips以上
• 約定時間が500ms以上
• 約定時間がマーケットオープン・クローズ時前後60分以外
• 約定時間が指標発表・ニュース等の前後30分以外

という海外FX業界で珍しい制度を設けており、約定力に確かな自信をもっている表れだといえます。

FX通貨ペア45種類、仮想通貨、株式等が充実

FX通貨ペアはメジャーからマイナーまで全45通貨ペア、日経平均に加え海外の株式指数銘柄、個別株式、貴金属・原油、仮想通貨ペアまで幅広い銘柄を取引できます。

無料VPSを利用できる

MiltonMarketsでは、上述した取引決済サーバーが設置されているEQUINIXの「NY9データセンター」にVPSも設置されており、VPSを利用できれば約定スピードはさらに高速となります。

以下の条件を満たすトレーダーであれば無料でVPSを利用できます。

• VPS利用申請時に口座残高が50,000円以上
• 月間1ロット（10万通貨）以上の取引実績

たったこれだけをクリアできれば無料でVPSをできてしまうので自動売買（EA）取引を行うトレーダーには非常におすすめです。

MiltonMarketsのデメリット（短所）

ロスカット水準100%以下は他社より高い

MiltonMarketsのロスカット水準は国内FXと同水準であり海外FX口座としてはかなり高く、証拠金維持率100%以下となっています。

ロスカット水準は高いほどロスカットしやすくなるため、一般的にはハイレバレッジ取引には不利に働きやすく、海外FX業界標準の20%～30%に対しかなり不利となります。

最低入金額3万円は少し高め

MiltonMarketsの最低入金額は標準的な海外FX業者よりも高く、FLEX口座が10,000円、SMART口座が30,000円、ELITE口座で100万円となっています。

なので、1万円以下の入金で始めたい、小ロットのトレードを行いたい人にはおすすめできません。

入出金方法が少なめ

MiltonMarketsでの入出金方法は3種類、国内銀行送金、海外銀行送金、bitwalletです、入金手数料や入金反映等は以下の通りです。

入金所要時間と出金所要時間はあくまで目安です。

国内銀行送金と海外銀行送金で手数料がかかる

MiltonMarketsは海外FX業者としては珍しく国内銀行送金で入金手数料を徴収しており、※1の入金手数料は出金額によって異なります、通常の銀行振込手数料もユーザー負担です。

海外銀行送金で出金するとき出金手数料がかかる

また、MiltonMarketsは出金ごとに2,400円の手数料を徴収しており、あわせて金融機関で発生する送金手数料や中継銀行手数料として3,000円～4,000円位はかかるため、資金はできるだけまとめて出金することをおすすめします。

MiltonMarketsのまとめ/総評

MiltonMarketsの最大の利点は

• 最大1,000倍のハイレバトレードが可能
• スプレッドが超安く、取引手数料もなし
• NDD方式で約定力が優れている

といった取引環境は高く評価できる一方で、安いスプレッドで取引するためには最低でも3万円以上の入金額が求められる、入出金方法の選択肢が少ないといった扱いにくさも目立ちます。

したがって、MiltonMarletsの利用をおすすめできるのは、資金力が潤沢でかつ超低コストでトレードしたいタイプのトレーダーです。

普通の資金力の方、資金力がなくても相応の低コストでトレードしたい方にはおすすめできない海外FX業者です。

MiltonMarketsの会社・口座取引条件

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