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海外FX業者を選択するときにはレバレッジは重要ですが、レバレッジと合わせて強制ロスカット水準もしかっりとチェックしなければいけません。
その理由は、海外FX業者ごとにレバレッジが違うように、強制ロスカット水準(証拠金維持率)も業者ごとに違うからです。
海外FXでは高いレバレッジ倍率によって資金効率の高いトレードが行えるメリットがある反面、ハイレバレッジではロスカットも早まりやすいリスクもあるため、今まで海外FXを利用したことがない人ほど海外FX業者を選ぶ際には強制ロスカット水準も重視しなけれなりません。
海外FX業者のレバレッジと強制ロスカット水準(証拠金維持率)
ハイレバレッジにはロスカット水準が低い海外FXを選ぶべき
強制ロスカットとは、損失の拡大を防ぐために、有効証拠金残高(為替差損益を差し引いた証拠金残高)が強制ロスカット水準値を下回ると強制的にポジションを決済するものです(強制決済)。
したがって、強制ロスカット水準(証拠金維持率)が低いほど強制決済されるまで余裕を持ってトレードできるメリットがあるのです。
例えば、証拠金維持率50%のFX口座の場合、最大レバレッジ200倍でポジションを持つと25 pipsくらいの為替変動でロスカットしてしまいますが、証拠金維持率20%の場合なら40 pipsくらいまではロスカットしないのでハイレバレッジを設定できる海外FX口座を選択する際は証拠金維持率(強制ロスカット水準)が低い口座を選ぶ必要があります。
ハイレバレッジには強制ロスカット水準(証拠金維持率)の低い海外FX口座が有利なのです。
海外FX業者 | レバレッジ倍率 | 強制ロスカット水準 | マージンコール |
XM(エックスエム) | 888倍 | 20% | 20% |
AXIORY | 400倍 | 20% | 50% |
LAND-FX | 500倍 | 30% | 50% |
TitanFX | 500倍 | 20% | 90% |
Traderstrust | 500倍 | 50% | 80% |
FXGLOBE | 500倍 | 25% | 200% |
ACEFOREX | 500倍 | 100% (0%~100%まで 調整可能) | 100% (0%~100%まで 調整可能) |
ロスカット水準が高い国内FXのデメリット
国内FX業者の証拠基金維持率(強制ロスカット水準)は50%~100%がほとんどであり強制ロスカットされやすいのです(大手のGMOクリック証券50%、DMMFX50%、ヒロセ通商100%、外為オンライン100%など)。
国内FX業者での最大レバレッジは25倍なので必要証拠金が高く(実際に投じるし金額が高く)、証拠金維持率100%の場合は数pipsの為替変動でもロスカットしてしまうリスクがあります。
証拠金維持率の計算
証拠金維持率とは、建玉必要証拠金に対する純資産の割合を示すもので、計算式は以下となります。
証拠金維持率(%)=純資産(含み損益を含む評価額) ÷ 設定中レバレッジコースの必要証拠金×100
レバレッジが高いほど建玉証拠金を少なくできるので当然口座資金残高を長持ちさせることができ、証拠金維持率が低いほどロスカットされにくいので攻めのトレードが可能となります。
レバレッジとロスカット水準の関係
低いロスカット水準のメリット
ここでは、1ドル100円で1ロット(10万通貨)のトレードにおいて、
- 最大レバレッジ500倍・証拠金維持率が50%
- 最大レバレッジ888倍・証拠金維持率20%
の場合で比較してみましょう。
最大レバレッジ500倍、ロスカット水準(証拠金維持率)50%の場合
※証拠金20,000円=10,000,000円(100円×100,000通貨)÷ 500倍
証拠金が2万円の時点で証拠金維持率100%、証拠金が1万円の時点で証拠金維持率が50%になりロスカットされる計算となります。
つまり、1万円の損失が発生して証拠金残高が1万円になるとロスカットするので逆行pipsは
1万円÷10万通貨=10 pips
つまり10 pips分の為替変動によってロスカットとなります。
最大レバレッジ888倍、ロスカット水準(証拠金維持率)20%の場合(XMの場合)
※証拠金11,216円=10,000,000円(100円×100,000通貨)÷ 888倍
証拠金が11,216円の時点で証拠金維持率が100%、証拠金が2,243円の時点で証拠金維持率が20%になり強制ロスカットされる計算となります。
つまり、8,973円の損失が発生して証拠金残高が2,243円になるとロスカットするので逆行pipsは
8,973円÷10万通貨=8.973 pips
つまり約9 pips分の為替変動によってロスカットとなります。
10 pipsと9 pipsとでは一見差がありませんが、
ハイレバレッジの方が少ない証拠金でトレードできる
ロスカット水準(証拠金維持率)が低いほどロスカットしにくい
といったメリットがあるのでハイレバレッジの海外FX業者を選ぶ際にはロスカット水準もしっかりとチェックしなければなりません。
まとめ
少ない元手(証拠金)で資金効率の高いトレードを考えている方はレバレッジ最大倍率が高くロスカット水準が低い海外FX口座を選択するようにしましょう。
※当サイトで紹介している海外FX業者の中では、最大レバレッジが500倍以上で証拠金維持率が業界最低水準である20%を適用しているXM(エックスエム)とAXIORY(アキシオリー)がトレードに有利な業者でありおすすめです。