なぜ海外FXで「窓埋め」トレードは高確率で儲かるのか?
FXでは金曜日のニューヨーク市場がクローズした時の為替レートと週明けのウェリントン市場(ニュージーランド)がオープンした時の為替レートに乖離が頻繁に生じます、そのことを「窓が開く」と言います。
また、窓が開くと高い確率で前週末の終値の方向にレートが動きます、そのことを「窓埋め」といいます。
一般にその日のうちに70%くらいの確率で窓埋めするので、その動きに上手く便乗できれば儲けることができ、「窓埋めトレード」と呼ばれています。
そして、「窓埋めトレード」に海外FXのハイレバレッジを上手く活用すれば大きく儲けることができるのです。
以下で、窓開けが発生する仕組み、窓埋めの確率、窓埋めの活用法、海外FXのハイレバレッジが窓埋めトレードに有効であることを解説していきます。
窓開けが起こる理由とパターン
窓開けとなる理由
窓開けは月曜日早朝に起こりやすく、主に以下の理由によって生じます。
- 欧米や日本では土日が休みですが、中東のバレーン市場があるイスラム圏は金曜日が休みで土日にもトレードしている
- 土日に要人発言や政治経済上の重大なニュースが出されることがある
- FX業者の中には、午前4時頃からトレードできるところがある
下記の画像は窓開けの例です。
中東のバーレーン市場では土日でもオープンしておりその間の値動きが月曜日の早朝に反映されることで窓が開くのです。
また、土日に市場を揺るがすような大きな経済関連や政情不安などのニュースが流れたり、為替相場に影響を与えるイベントが発生すると前週の終値と月曜日の始値が乖離することがあります。
ほとんどのFX業者は午前6時(冬時間7時)からトレードを開始しますが、中には4時からトレードできる業者があり、この2時間差が「窓開け」の原因となることがあります。
例えば、4時からトレードできる業者を利用している大口トレーダーが、4時15分に売り注文を大量に出したとします。
すると前週の終値からレートが下がりはじめ、これを見て売り注文を出すトレーダーが徐々に増えていくと売りが売りを呼んでさらにレートが下がり、一般的な6時からのトレードが開始するときにはレートが前週の終値から大きく乖離して「窓開け」スタートとなるわけです。
窓開けには「上窓」と「下窓」がある
FXの窓開けには2種類あり、窓が上に開くことを「上窓(ギャップアップ)」、逆に窓が下に開くことを「下窓(ギャップダウン)」と呼びます。
いずれの場合でも、窓開けとは「レートが付かなかった価格帯のこと」であり、週明けに窓が開くと、前週終値よりも高い、または、低いレートから相場がスタートします。
窓埋めが起こる理由、確率など
窓が開くと、なぜ窓埋めが起こるのでしょうか?
窓が埋まる主な理由としては、
- トレーダーの利益確定による逆方向のトレンドが発生する
- トレーダーの損切り反動で逆方向のポジションが増えてトレンドが発生する
- 窓が埋まりやすい傾向を狙ったトレードが増えてくると窓が埋まる期待がより一層強くなりトレンドが発生する
と考えられています。
トレーダーの行動と心理が反映されるので、自然と「窓埋め」のトレンドが発生し、70%~90%以上の確率で「窓が埋まる」のです。
窓埋めの確率は高い
窓埋めは月曜日の早朝に起こりやすく、70%程度の確率で月曜日の内に窓が埋まり、窓開けから3日以内に窓埋めする確率はおおよそ90%です。
もちろん、しばらく窓が埋まらないこともありますが、一般に、一週間から数週間以上の期間だと90%~95%の確率で、窓が埋まり前週末の終値に戻ります。
窓埋めのパターン
窓開け後の為替レートの動き方には3つのパターンあります。
- 窓が完全に埋まる
- 窓を埋める方向から逆方向へと向かってしまう
- 窓が開いたままレートが推移してしまう
上の画像はレートが下がって「窓開け」が生じるパターンですが、レートが上がって「窓開け」が生じる場合は上記と逆のパターンとなります。
窓埋めを活用する方法
「窓埋め」とは、「窓開け」の逆方向にトレンドが発生する現象なので、窓が開いた方向の逆のポジションを持つようにします。
つまり、
- レートが下がって「窓開け」になれば、「買いポジション」
- レートが上がって「窓開け」になれば、「売りポジション」
を持てばよいのです。
週末に相場に影響を与える大きなニュースがなければポジションを持つ
週末に為替相場に影響を与えるような要人発言や政治経済上の大きなニュース等がなければポジションを持ちます。
「窓埋め」のトレンドは自然と発生しやすいので、為替相場に影響するニュースやイベントがなければ「窓埋め」の方向に動きやすいのです。為替相場に影響するようなニュース等による「窓開け」の場合は「窓埋め」にならない傾向があります。
市場オープンから30分後に、窓の開きが20 pips以上ならばポジションを持つ
「窓開け」の現象は、一部のイスラム圏の取引市場や大口トレーダーなどの行動心理によって一時的に発生します。
一方、前週の終値は大多数のトレーダーの行動心理が反映されており「戻ろうとする大きな力」があるため、窓開けが大きいほど戻ろうとする圧力が強く窓埋めする傾向が強く、窓開けが小さいほど相場参加者が利益確定や損切りに走りにくいのであまり窓が埋まらない傾向があります。
過去の統計上、窓の開きが20pips以上ある場合の「窓埋め」の確率は高いです。
大きな窓開けなら中長期保有も視野に入れる
例えば50pips以上窓が開いたようなケースなら長い期間ポジションを持つことで大きな為替差益を得ることも可能でしょう。
中長期に保有すれば窓埋めになる確率は高くなり、マイナススワップが発生しない場合は為替差益にスワップも加算されていくので非常に有効なトレードとなります。
一方、マイナススワップが日々発生している場合は損失が増えていくので、窓埋めした場合に期待できる為替差益とマイナススワップのバランスを考えながら保有し続けるか利確や損切りを検討することもあり得ます。
半日以上「窓埋め」が始まらなければ利確か損切りを検討する
20pips以上であっても大した窓開けでないケースでは、半日以上たっても窓埋めの方向に動かなければ、利益確定か損切りした方が良いでしょう。
その場合、若干でも利益を確定できるなら利確し、若干でも損失が発生しておりレートに方向感が見いだせないようであれば損切りも検討すべきでしょう。
海外FXのハイレバレッジ、窓埋めトレードと相性が良い
中長期保有するなら「窓埋め」は90%以上の確率なので逆行リスクが非常に低く、ハイレバレッジに適しています。
一般にハイレバレッジではロスカットしやすくなりますが、「窓埋めトレード」は逆行リスクが低いのでハイレバレッジを活用してもロスカットの確率が下がります。
したがって、レバレッジが高い海外FXの方が国内FXよりも有利です。
口座残高は厚めにして、窓埋めXハイレバレッジで稼ぐ
長期間保有すれば高確率で窓埋めするとは言っても、瞬間的にレート変動が大きくなったりしてロスカットしないように取引口座には十分な資金を入れておきましょう。
例えば、以下のように、取引口座残高と取引ロットを2倍にしてレバレッジも大幅に引き上げても余裕を持って、しかも、より大きな利益をゲットできるトレードが可能となります。
口座残高20万円の時に、1ロット(10万通貨)をレバレッジ500倍、ロスカット水準20%でトレードすると約2円のレート変動(196ピップス)までロスカットしませんが、
口座残高を2倍の40万円にすれば、取引ロットも2倍にしてレバレッジも888倍に上げても上記と同様の約2円のレート変動(198ピップス)までロスカットしないのでかなり安全にトレードすることが可能です。
したがって、窓開けが大きい時ほど、高確率の窓埋めによって利確できる可能性が高まるので、初めから口座資金を多めにして大きな利益の獲得を目指した方が効率よく資産を増やすことが可能となります。
海外FX初心者には、窓埋めX両建てリスクヘッジも有効
窓埋めしないリスクやレートが逆行して損失が発生するリスクで不安であれば「両建てトレード」がおすすめです。
両建て取引は、1種類の通貨ペアに対して買いと売りのポジションを同時に保有するもので、海外FX初心者でも簡単に取り組むことができます。
両建ての注文を入れるタイミングは、土曜日早朝のマーケットクローズの直前です。
週明け朝からトレードを始めて、複数ポジションを保有して含み損が出ている場合でも両建ては有効に働きます。利益が出ているポジションは利確して損失があるポジションはしばらく放置しておき、窓埋めが始まり進むほど含み損が徐々に減っていき少なくなったり無くなった時点で決済すれば資金リスクを回避することも可能です。
両建ても入れておくことで、週明けに上窓・下窓のどちらでも窓開けが始まっても構わないようにしておけば、損失リスクを抑えながら手堅く利益を狙える利点があります。
ハイレバレッジ、ロスカット水準が低い海外FX業者がおすすめ
逆行リスクが低いと言っても、できるだけロスカットしにくい海外FX口座を選択すべきです。
ハイレバレッジを活用してもギリギリまでポジションを持てるように「ロスカット水準」が低く、万が一のために追証が発生しない「ゼロカット」を導入している海外FX業者がオススメです。
- レバレッジが高ければ高いほど良い(証拠金として使う資金を少なくできる)
- ロスカット水準が低い(強制ロスカットのリスクが低い)
- 追証が発生しないゼロカットを導入している(資金・損失を抑えられる)
XM上記の3つの条件を満たしている海外FX業者でオススメなのは、XM(XMTrading)、TitanFX、AXIORY、HotForex、LAND-FXなどです。
XMは窓埋めを禁止しているのか
XMは窓埋めトレードを完全に禁止はしていません。
確かに、XMでは、相場に影響するイベント発表時や週明けの不安定な為替相場での窓開けを利用することだけを目的に、極めて高いレバレッジをかけたトレードを行っているとXMが判断した場合、レバレッジの引き下げや口座停止などの措置が取られる可能性があります、他の海外FX業者でも同様の措置が取られることがあります。
特に週明けから短時間で窓が埋まったためすぐに利確してしまったり、ポジションの保有時間が短い場合、窓開けを利用するだけのトレードであったと認定される恐れがあります。そうなると、利益を出金させてもらえなかったりします。
しかし、数日以上複数ポジションを保有しながら窓埋めポジションを利確した経験がありますが、特別な措置を取られたことがないので、窓埋めポジションは出来るだけ長めに保有すればトラブルになることがないと言えるでしょう。
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