スキャルピングとは?
FXのスキャルピングとは短期的な売買を繰り返す手法であり、1時間で10回や20回、もっとトレードを行うことも珍しくありません。
レートの変動が激しい時間帯や経済指標の発表前後などで超短期売買を繰り返すスキャルピングの場合、「10秒、数十秒」の間隔で発注~決済注文を完了させることもあります。
トレード時間が短く多くのトレードチャンスを狙えるので、さまざまなトレーダーのライフスタイルに適しており、たとえば、仕事から帰宅して就寝するまでの数時間で稼ぐことも可能です。
ここでは、スキャルピングのメリット・デメリット、スキャルピングに適した海外FX業者を紹介し、海外FXでスキャルピングを行うためのコツも解説します。
スキャルピングのメリットとデメリット
まず、スキャルピングのメリットとデメリットをまとめておきますのでトレードの参考にしてください。
スキャルピングのメリット
- 1日で資産残高を大幅に増やせることがある(好調な時、勝ちが続けば資産が増えやすい)
- ポジションを長く持ちたくない、ポジションを持つとFX口座が気になり過ぎてしまうトレーダーに向いている
- 帰宅後の夜間1~2時間といった短時間で結果を出しやすい、勤め人や主婦など兼業トレーダーにも適している
- 5分足などで短期的なレンジ相場などにおいて利益を出しやすい(トレンドが変わりそうになったらやめることが重要)
- レンジブレイクが『騙し』であっても、数pipsの利益確定注文が通っていることがあり得る
スキャルピングのデメリット
- デイトレードなど他の手法よりスプレッドのコスト負担が大きくなりやすい(したがって、出来るだけスプレッドの狭い業者を選ぶべき)
- 短時間で連敗してしまうと金銭的、精神的ダメージが大きい(メンタル面で悪循環に陥ることもある)
- 損切りを徹底できないと損失が増えてしまうことがある(1取引当たりの発注ロット数が多くなるため)
- 瞬間的な操作で誤発注・うっかりミス(買いと売りを逆にしてしまったり)により予想外の損失を出してしまうリスクがある
スキャルピングでは、負けが続いてメンタルのダメージが大きくなるにつれて、負けを取り戻そうとして無理なトレードに走りがちになります。
そうならないためのスキャルピングで勝つためのコツを以下で解説します。
【海外FX】スキャルピングで勝つためのコツ
スキャルピングは短期売買を繰り返すトレードです、繰り返すタイミングが短くなるほど瞬時かつ正確な判断が必要です。
ポジションを長めにとるデイトレードでも指値と逆指値を指定したり、相場が思惑の逆に動いた場合でも損失を抑える工夫を行っているように、スキャルピングでも守るべきルールがあります。
海外FXでもスキャルピングのルールを守ろう!
スキャルピングでは、短い間隔で売買を繰り返すため、トレーダーによっては精神面での負担が掛かるなどの理由から損切りが上手く行かず想定外の損失・含み損を抱えることもあり得ます。
なので、海外FXを利用してスキャルピングを行う場合も、以下のルールの徹底が必要です。
- 損切り/利益確定のルールを徹底する
- 闇雲にトレードしない
- 値動きしやすい通貨ペアでトレードする
- スキャルピングのエントリーの判断に役立つテクニカル指標を活用する
- スプレッドの狭い業者/口座、約定力が優れた業者を利用する
つまり、勝ちやすい相場でエントリーし、あらかじめ決めた損切り幅と利確幅を徹底しなければいけません。
勝ちやすい相場でトレードするには、的確なエントリーを判断するためのテクニカル指標を活用し、少しでも利幅が期待できる値動きしやすい通貨ペアを選ぶようにします(無駄にポジションを取ってしまうポジポジ病は言語道断)。
また、スキャルピングは取引回数が多くなるため、トレードコストが安く約定力にも優れた海外FX業者を選ぶようにしましょう。
なお、スキャルピングでのエントリーチャンスの判断に役立つテクニカル指標としてボリンジャーバンドはおすすめです、詳細は以下の記事をご覧ください。
スキャルピングで稼ぎやすい通貨ペアを選ぶ
スキャルピングに適した通貨ペアは、値動きがあることが第一条件。
値動きのある通貨ペアを選ぶことがスキャルピングのコツです。
上昇と下降の回数が多いほどエントリーと決済のチャンスが増え、値動きが大きいほど1回ごとの利幅も稼げるのでポンド/円のような通貨ペアがおすすめです。
ポンド/円は値動きがダイナミック、スプレッドの比較が重要
ポンド/円は「殺人通貨」と呼ばれるくらい値動きが大きいことで知られています。
下の画像はポンド/円の1分足のチャートですが、約1時間の短時間でもかなりの値動きをしており、ポンド/円はスキャルピングに適しています。
値動きが激しい分稼げるチャンスが豊富ですが、一般的に多くのFX業者でポンド/円のスプレッドは広いので、スプレッドが狭い海外FX業者を選択する必要があります。
平均スプレッドで1.4 pips(ECN手数料込)あたりがオススメでしょう。
しかし、ポンド/円は経済指標発表などのイベントによる変動要因がない場合でも変動が大きいので、初心者や経験の浅いトレーダーはドル/円あたりから経験を積んでからポンド/円に挑戦した方が良いでしょう。
ドル/円のスプレッドは狭く、相場が動いているときを逃さずトレード!
ドル/円は比較的値動きが少なく安定しており、ポンド/円よりもエントリーのチャンスが少ない傾向ですが、動くときはけっこう動きます。
多くの海外FX業者のドル/円のスプレッドは狭いのでスキャルピングに適しています。
ドル/円は米国の経済指標発表時などのイベントによる変動要因があるときに変動が大きくなる傾向が強く、別の手法からスキャルピングに転向したいようなトレーダーや初心者は、まずは「ドル/円相場が動いている時を狙う」と良い結果が得られるでしょう。
ポンド円、ドル円のスプレッドをしっかり比較してから選ぶのがコツ
上記のとおりスキャルピングに向いている/向いていない通貨ペアがあり、まずはポンド/円とドル/円に注目して海外FX業者のスプレッドを比較してみましょう。
スキャルピングを検討する際は、最小取引単位が低く1000通貨から取引できるという点だけでFX口座を選ばず、トレードコストを重視しましょう。
比較のポイントは、最小スプレッドと平均スプレッドに出来るだけ開きがないFX業者を選ぶのがコツです。
【海外FX】スキャルピングに適した業者の特徴
スキャルピングを行うには以下のような海外FX業者を選びましょう。
スプレッドが狭い海外FX業者
スキャルピングはトレード回数が多くなりトレードコストが嵩むので、できるだけスプレッドが狭い海外FX業者を選ぶ必要があります。
たとえば、スプレッドに0.3pipsの差がある場合、10万通貨のトレードを100回行うとトレードコストの差は以下となります。
- 1回のトレードコスト差=0.3pips×10万通貨 = 30,000pips = 300円
- 100回のトレードコスト差=300円 x 100回=30,000円
このようにトレード回数が多いスキャルピングでは、スプレッドしだいでトレードコストが変わってしまうのでスプレッドッが狭い海外FX業者を選びましょう。
約定力に優れている海外FX業者
また、約定力が優れているかも重要です。
約定力が劣っているとエントリー時のレートがずれてしまい結果としてスプレッドが広くなる可能性があります。
約定スピードが遅いと、決済レートもずれてしまい利益が少なくなることもあるので約定力が優れている海外FX業者を選びましょう。
【海外FX】スキャルピングにおすすめの業者
スプレッドが狭く、約定力が優れていてスキャルピングに適しているオススメの海外FX業者はTitanFX、AXIORYとHotForexです。
取引手数料が3ドル~3.5ドルと安く、ECN口座の取引手数料込みのスプレッドも狭く、約定力にも優れておりスキャルピングに適しています。
【スプレッド】TitanFX、AXIORY、HotForex
※ECN変動の( )内は手数料込み平均スプレッド
海外FX業者 | 口座種類 (スプレッド種類) | 取引手数料 (片道) | 米ドル/円 最小/平均 | ユーロ/円 最小/平均 | 英ポンド/円 最小/平均 |
TitanFX | スタンダード口座 (STP変動) | 無料 | 0.8/1.3 | 0.9/1.6 | 1.6/2.3 |
TitanFX | ブレード口座 (ECN変動) | 3.5ドル | 0.1/0.2 (0.8) | 0.1/0.6 (1.2) | 0.2/1.4 (2.0) |
AXIORY | スタンダード口座 (STP変動) | 無料 | 0.7/1.1 | 0.7/1.5 | 0.9/1.6 |
AXIORY | ナノスプレッド口座 (ECN変動) | 3ドル | 0.0/0.3 (0.9) | 0.0/0.7 (1.3) | 0.0/0.8 (1.4) |
HotForex | マイクロ口座 (STP口座) | 無料 | 0.7/0.9 | 1.0/1.6 | 1.3/2.3 |
HotForex | ゼロ口座、VIP口座 (ECN口座) | 3ドル | 0.0/0.2 (0.8) | 0.1/0.8 (1.4) | 0.5/1.4 (2.0) |
他の海外FX業者のスプレッドも気になる方は、以下の記事をご覧ください。
【約定力】TitanFX、AXIORY、HotForex
海外FX業者 | 執行率 | 約定スピード (平均:秒) | 約定スピード (最高:秒) |
TitanFX | 99.70% | 0.450 | 0.266 |
AXIORY | 99.84% | 0.326 | 0.298 |
HotForex | 100% | 0.355 | 0.298 |
【海外FX】スキャルピングに最適な取引口座
TitanFX(タイタンFX)
スプレッド(平均) | ドル/円(STP口座):1.3 pips ドル/円(ECN口座):0.8 pips(手数料込) |
取引手数料 | STP口座:無料 ECN口座(往復):0.7 pips/ロット |
レバレッジ | 500倍 |
ロスカット水準 | 20%以下 |
取引方式 | NDD方式 |
最低入金額 | 200米ドル |
最小取引ロット | 1,000通貨(0.01ロット) |
ゼロカット(追証なし) | あり |
どの通貨ペアでもスプレッドが狭く、特にドルストレート系が非常に狭く、当サイト内のスプレッド総合ランキング第一位です。
これらのスプレッドにハイレバ最大500倍を組み合わせることで少額証拠金で済み、追証なしゼロカットなど初心者でも扱いやすい海外FX業者として人気が高いです。
TitanFXの評判・評価の詳細は、以下の記事をご覧ください。
AXIORY(アキシオリー)
スプレッド(平均) | ドル/円(STP口座):1.5 pips ドル/円(ECN口座):1.1 pips(手数料込) |
取引手数料 | STP口座:無料 ECN口座(往復):0.6 pips/ロット |
レバレッジ | 400倍 |
ロスカット水準 | 20%以下 |
取引方式 | NDD方式 |
最低入金額 | 200米ドル |
最小取引ロット | 1,000通貨(0.01ロット) |
ゼロカット(追証なし) | あり |
TitanFXに匹敵するAXIORYも全体として狭いスプレッドですが、米ドル/円とクロス円系が非常に狭くなっています。
また、AXIORYの特長は、スキャルピングに適したcTraderを利用できる点です。cTraderの利点は、
- 板情報が見れる
- 複数ポジションの同時決済が可能
- ワンクリック・ダブルクリック注文が可能
特に相関関係が強い通貨ペアでスキャルピングを行うとき、複数ポジションの同時決済ができると素早く注文と決済を繰り返すことができるので、スキャルピングに適しているのです。
AXIORYの評判・評価の詳細は、以下の記事をご覧ください。
HotForex(ホットフォレックス)
スプレッド(平均) | ドル/円(STP口座):0.9 pips ドル/円(ECN口座):0.6 pips(手数料込) |
取引手数料 | STP口座:無料 ECN口座(往復):0.6 pips/ロット |
レバレッジ | STP口座:400倍 ECN口座:1.000倍 |
ロスカット水準 | 20%以下 |
取引方式 | NDD方式 |
最低入金額 | マイクロ口座: 5米ドル~ |
最小取引ロット | 1,000通貨(0.01ロット) |
ゼロカット(追証なし) | あり |
米ドル/円とユーロ/米ドルに関してはSTP口座/ECN口座ともに圧倒的に安いです。
- 米ドル/円(STP口座): 0.9 pips
- 米ドル/円(ECN口座): 0.8 pips(取引手数料込)
- ユーロ/米ドル(STP口座): 1.1 pips
- ユーロ/米ドル(ECN口座): 0.7 pips(取引手数料込)
これらの通貨ペアでスキャルピングを狙いたい人には最適な海外FX業者です。100%入金ボーナスなどキャンペーンが豊富であり、驚異のハイレバ最大1,000倍によって少額証拠金から始めることが可能でなので、初心者でも安心して始められる海外FX業者だと言えます。
HotForexの評判・評価、ボーナスの詳細は、以下の記事をご覧ください。
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