海外FX業者を選ぶ際には金融ライセンスを取得しているかどうかのチェックは「絶対に必要です」。
管理人も約10年の海外FX歴においてブローカーの信頼性と安全性を見極めるのに大変苦労しました、ライセンスを得ていない海外FX業者を利用してしまい出金拒否なども経験したからです。
その体験を踏まえて、管理人は、数多くの海外FX業者のライセンス情報を確認してきました。
海外FX業者の中には、ホームページで「〇〇規制当局の認可XX号を取得しています」と謳っているものの、実際にはライセンスを取得しておらず、本当にライセンスを取得しているかどうかを知ることは意外と難しいのです。
なので、ここでは、管理人がおすすめする海外FX業者が取得しているライセンス情報を紹介します。ライセンスを与えている各国の規制当局が公表している「間違いのない情報」です。
海外FX業者のライセンス取得一覧
各社のライセンス取得状況は以下の通りです、金融規制当局が公開している各業者の詳細情報はこの一覧表の下に載せておりますのでご確認ください。
海外FX業者 | 登録ライセンス |
XM Trading | ・金融行為監督機構 (FCA) ・キプロス証券取引委員会 (CySec) ・セーシェル金融庁 (FSA) ・欧州10ヶ国で金融業者登録済み |
TitanFX | ・ニュージーランド証券投資委員会 (NZFSP) |
HotForex | ・キプロス証券取引委員会 (CySec) ・南アフリカ金融セクター行為監督機構 (FSCA) ・モーリシャス金融サービス委員会 (FSC) |
LAND-FX | ・英国金融行為監督機構(FCA) ・ニュージーランド証券投資委員会(NZFSP) |
AXIORY | ・ベリーズ国際金融サービス委員会 (IFSC) |
各規制機関が公表している海外FX業者のライセンス情報を紹介する前に、海外FXにおけるライセンスに関する重要なポイントから説明します。
「FCAライセンス」と「キプロスライセンス」とは
海外FXには「メジャーライセンス」と「マイナーライセンス」があります。前者に該当するのが「FCA(金融行為監督機構)」と「キプロス証券取引委員会(CySec)」のライセンスです。
FCAとCySecは「権威がある規制機関」として知られており、両者のライセンスを取得している海外FX業者は厳しい規制と監視の下でFXサービスを提供しており信頼性・安全性の面で不安がありません。
FCAは最も権威がある規制機関である
FCA(金融行為監督機構)は、金融機関や金融サービス事業会社に対する『金融行為規制』に責任を持ち、金融サービスの効率化を進め、消費者保護システムを強化・保証し、イギリスの金融システムの誠実性を強化することで、金融システムと金融機関等の信認を維持・強化する目的で運営されています。
一般個人向けに金融サービスを提供しているFX業者に対する規制・監視の責任も持ち、FCAライセンスは、世界で最も厳格かつ取得が難しことで知られており、XMとLAND-FXがFCAライセンスを取得しています。
FCAの公式サイトはこちら
FCAライセンス下では、5万ポンドまで資産保護される
XMとLAND-FXの取引口座に預託されている顧客資産は、FSCS(金融サービス補償機構)により最大5万ポンド(約700万円)まで保護されます。信託保全と変わらないシステムが導入されており、両社に万が一のことがあっても資産を失う可能性はありません。
CySecはMiFidに準拠する厳しい規制機関
キプロスはEUへ加盟していることから、キプロス証券取引委員会(CySec)は欧州証券規制当局委員会(CESR)のメンバーとしてMiFID(欧州金融商品市場指令)に準拠した金融サービス事業会社に対する規制監督の役割を担っています。
MiFidの投資家保護に関する規制は非常に厳しく、キプロスライセンスを取得しているXMとHotForexの安全性は高いといえます。
キプロスライセンス下では、2万ユーロまで資産保護される
XMとHotForexに預託されている顧客資産は、ICF(投資家補償基金)により最大2万ユーロ(約250万円)まで保護されます。FCAライセンスにおけるFSCSと同様に信託保全により、上限がありますが投資家保護が強化されています。
CySecの公式サイトはこちら
海外FX業者がマイナーライセンスも取得している理由
マイナーライセンスはメジャーライセンスよりも規制は緩いですが、TitanFXとAXIORYがマイナーライセンスを取得してる理由は、日本の金融庁の圧力がかかりにくいニュージーランド証券投資委員会 (NZFSP)とベリーズ国際金融サービス委員会 (IFSC)のライセンスを設立当初より取得しているのです。
たとえば、XMはもともと権威あるキプロスライセンスを保有していますが、日本の金融庁がキプロス証券取引委員会に対し圧力をかけたため、XMは日本向けのサービスの提供を停止せざるを得なくなり、やむを得ず2014年に日本人在住者向けとしてセーシェル金融庁(FSA)のライセンスも取得しています。
TiTanFXとAXIORYは2014年に設立されていますが、日本の金融庁がXMに対し圧力をかけていたため、あらかじめ圧力がかからないようにマイナーライセンスを取得しているのです。
いよいよここからXM、TitanFX、HotForex、LAND-FX、AXIORYの金融ライセンスの詳細情報を紹介します。
XM(エックスエム)の金融ライセンス
母体であるTrading Point of Financial Instruments Ltd(XM.COM)はイギリスの金融行為監督機構(FCA)とキプロス証券取引委員会 (CySec)のライセンスを保有しています。FCAとCySecは規制が厳格なライセンスであり、さらに、欧州主要10ヶ国でも金融サービス業者登録済みです。また、Trading Point (Seychelles) Ltdはセーシェル金融庁からライセンス取得しています。
(英国)金融行為監督機構(FCA)からのライセンス取得
FCAライセンスを取得しているXMの取引口座に預託されている資産は、FSCS(金融サービス補償機構)により最大5万ポンドまで補償されます。
キプロス証券取引委員会(CySec)からのライセンス取得
キプロスにおける金融サービス事業登録業者はICF(投資家補償基金)への加盟が義務付けられており、XMのトレード口座に預託されてる資産は最大2万ユーロ(約250万円)まで補償されます。
セーシェル金融庁からのライセンス取得
MiFID:金融商品市場指令に準拠、欧州各国での金融業者登録済み
MiFIDは欧州の規制であり、米国の規制であるNMSと並び世界で最も厳格といわれており、XMは欧州10ケ国で業者登録しているので非常に安全だといえます。
TitanFX(タイタンFX)の金融ライセンス
ニュージーランド証券投資委員会(NZFSP)から認可登録を得ている海外FX業者です。
TitanFXは上記の金融ライセンスを取得の上、トレーダーの運用益を含む資金をNAB(ナショナル・オーストラリア銀行)の信託口座に分離管理して信託保全が図られているので資金リスクの不安は少ないです。
NZFSPからのライセンス取得
HotForex(ホットフォレックス)の金融ライセンス
HotForexは欧州の中でも厳格と言われているキプロス証券取引委員会(CySec)のほか南アフリカ金融セクター行為監督機構(FSCA)とモーリシャス金融サービス委員会(FSC)からライセンスを取得しています。
キプロス証券取引委員会(CySec)からのライセンス取得
南アフリカ金融セクター行為監督機構(FSCA)からのライセンス取得
モーリシャス金融サービス委員会(FSC)からのライセンス取得
LAND-FX(ランドFX)の金融ライセンス
最も厳格なFCA(英国金融行為監督機構)から金融ライセンスを取得しており、ニュージーランド証券投資委員会(NZFSP)からも認可登録を得ています。
FCAライセンスを取得している海外FX業者に預託されている資産は、FSCS(金融サービス補償機構)によって5万ポンド(約700万円)まで補償されます、LAND-FXに預託している資産もFSCSの対象です。
FCA(英国金融行為監督機構)からのライセンス取得
ニュージーランド証券投資委員会からのライセンス取得
金融ライセンスを取得していない海外FX業者は、詐欺や出金拒否などのトラブルを起こすので、必ず金融ライセンスを取得している海外FX業者を選ぶようにしましょう。
AXIORY(アキシオリー)の金融ライセンス
ベリーズにおいてInternational Financial Service Commission (IFSC)から金融ライセンスを取得しています。
ベリーズのIFSCからのライセンス取得
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