海外FXの出金拒否と詐欺は、7つの方法で防げる!

海外FXの出金拒否や詐欺は、7つの方法で防止できる 海外FX 出金拒否

そもそも、管理人は、いくらFX投資で稼ぐスキルがあっても、資金を出金できなければ意味がないと思っています。

では、海外FXでは出金拒否があるのか?

結論から言えば、出金拒否は起こっているし、詐欺的な業者はかなり存在します。

この記事では、どんな業者が、どんな出金拒否が起こり得るのか、また、その予防する方法を紹介します。

海外FXの出金拒否と詐欺行為の「種類」とは

海外FXで起こり得る出金拒否と詐欺行為を大別すると2種類あります。

  1. ブローカーが一方的に行う不当な出金拒否や詐欺行為
  2. 違反トレードなどを行った場合の出金拒否

一番目は、業者の一方的な都合で行われる出金拒否や詐欺行為であり、ほとんどがライセンスによって規制を受けていない海外FX業者が起こしています。

二番目は、顧客が禁止されているトレードを行って起こる出金拒否なので、ほとんどがルールを知らないままトレードしていることが問題となっています。

正常な業者であっても違反トレードすると出金拒否する

ボーナスのルール、出金のルールといった利用規約に違反すると「まっとうな海外FX業者」であっても出金拒否することがあります。

顧客側がルールを理解していないために起きる出金拒否は本当に多く、以下のルールをしっかり理解することが予防策となります。

ここから、出金拒否と詐欺行為に遭わないための予防方法を紹介します。

海外FXで出金拒否を防ぎ、資金を守る方法

予防策1:ライセンス登録がない業者で口座開設しない

残念ながら、不当な出金拒否や詐欺行為を行う海外FX業者は存在します。

では、どんな業者がトラブルを起こすのか?

海外の規制機関(日本でいう金融庁に相当)からライセンスを取得していない、規制を受けていない海外FX業者はトラブルを起こす可能性が高く注意しましょう。

詐欺行為を行う海外FX業者の特徴

ライセンスを取得していない業者は、初めから詐欺を働く目的で営業を始めているという特徴があります。

つまり、規制を受けている業者は、顧客に不利益を与えることが禁止されており、さまざまなチェックを受けますが、詐欺業者は、わざと金融庁のチェックを受けないためにライセンスを取得しない特徴があり、口座開設や入金してしまうとトラブルに巻き込まれる可能性が高いのです。

不当な出金拒否、トラブルのパターン

もっとも多いのが、利益を上げ過ぎると出金拒否されるパターンです。

管理人も昔、数社の海外FX業者でまとまった利益を上げてから出金拒否された経験があります、後から分かったことですが、ライセンス登録がない業者でした。

規制を受けていない海外FX業者と付き合ってしまうと、資金を出金できないことに加え利益を取り消されたり、以下の管理人あての被害コメントのように、入金してからトレードもしないまま口座の資金残高が減り、連絡を取ってもまともに対応してもらえない、といった被害も起こり得るので、ライセンス登録されていない海外FX業者を使わない方が安全です。

ライセンス取得していない海外FX業者とのトラブル例

ここからは、業者による詐欺的な出金拒否ではなく、顧客側の理解不足が原因となっている出金拒否を紹介します。

予防策2:ボーナス分も含む出金は、出金拒否される

海外FX業者からもらうボーナスはキャッシュバックではなく、通常、トレード資金として利用できますが出金はできません、これは、ボーナスやキャンペーンがある海外FX業者で注意すべき点です。

たとえば、口座残高にボーナスが含まれている場合、ボーナスを除く出金可能額以上の出金を行おうとして出金拒否されたと勘違いする原因となります。このルールを知らずボーナス分を含む資金を出金しようとして出金拒否されるケースが多いので注意しましょう。

予防策3:証拠金維持率が一定率以下だと、出金拒否される

一般的に海外FX業者は、未決済のオープンポジションがある場合、出金に際し以下の制限を掛けています。したがって、特に、新たに海外FX業者を利用する際は、業者ごとの制限の条件を知らないと出金拒否だと勘違いしてしまいます、以下のような条件があるので注意しましょう。

  • XMは証拠金維持率が150%以上なら出金できる
  • AXIORYは同100%以上なら出金できる
  • TitanFXは剰余証拠金の90%未満までしか出金できない、など

このような基準を満たさないと出金でないので注意してください。

MT4で証拠金維持率などを確認してから出金する

海外FX業者の多くはトレードツールにMT4を使用しており、MT4で上記の基準をクリアしているかを確認できます。

以下のとおり、MT4の画面では「証拠金維持率」と「剰余証拠金」をチェックできるので、常日頃から管理しましょう。出金する前には必ずMT4でチェックし、出金したい時に証拠金維持率が足りない場合は、ポジションを決済してから出金手続きすれば安心です。

MT4 MT5で証拠金維持率を確認できる

予防策4:複数口座間で両建てトレードを行うと、出金拒否される

多くの海外FX業者は、別々の複数の口座間の両建てを禁止しており、同一業者内であっても禁止されています。

その理由は、たとえば、一方の口座の損失ともう片方の口座の利益をずっと相殺し続けることができれば、ポジションを決済せずにスワップポイントだけを稼ぐことができてしまため(業者が損する)、発覚すると出金拒否されます。

しかし、同一業者の同一口座内の両建てであれば問題はなく出金拒否されません。たとえば、XMは以下のとおり両建てを認めており、TitanFX、HotForex、LAND-FXとAXIORYなども認めています。

XM(XMTrading)は同一口座内の両建てを認めている

予防策5:他のFX業者との両建てトレードも出金拒否の対象

他のFXブローカーのトレード口座を用いた両建てトレードも禁止されています。

たとえば、国内FX口座と海外FX口座との間で行う両建てトレード、別のFX業者の口座を持っている友人やグループ内での両建て取引、裁定取引も違反となります。

たとえば、2人の仲間内で損益を合算して、2人合わせて利益を上げる目的で行う両建ては禁止されています。そのわけは、Aさんの口座で買いポジション、Bさんの口座で売りポジションを建てて、最終的に一方のポジションで利益を上げてしまうことが可能だからです。

このケースも予防策4で説明したように、ポジションをずっと維持しながらスワップポイントを稼ぐことができてしまうと業者が損するため出金拒否されます。

予防策6:ボーナスを使った複数口座間の両建てを行うと、出金拒否される

ボーナスだけを使った複数口座間の両建てトレード、他のブローカー間の両建てトレードにボーナスを利用することを禁止しています。

そのわけは、ボーナスを利用してリスクを負わずに利益を得ようとする行為だからです。このようなヘッジトレードはボーナスを提供している全ての海外FX業者が禁止しています。

この違反トレードは、出金拒否だけでなく口座凍結される危険性が高いです。

そのわけは、ボーナスを利用してポジションを維持できるとスワップポイントを稼げるので悪質なトレードとして口座凍結されやすいのです。

予防策7:裁定取引 (アービトラージ)を行うと、出金拒否される

裁定取引(アービトラージ)とは、下の画像のように、市場間の価格差やレート差を利用して利益を上げようとする取引であり、他のFXブローカー間のレート差を利用して利益を上げる取引は禁止されています。

アービトラージ取引は、海外FXでも禁止されている

両方でポジションを建てた瞬間から利益を確保でき、ポジションも維持しつつスワップポイントも稼げてしまうので業者にとって不利なトレードであり、裁定取引が発覚すると出金拒否どころか口座凍結される危険性が高いです。

海外FXでは両建てはばれるのか?

上記の両建てと裁定取引は、ばれると思ってください。

実際に2年ほど前、私の友人がXMのボーナスを利用して別口座間で両建てを行って口座凍結されています、違反トレードに該当することを知らなかったからです。

では、なぜ、XMは突き止めることができたのか?

そのわけは、MT4のシステム内では、同タイミングで反対売買を掛けているIPアドレスを簡単に見つけることができるからです。つまり、MT4では容易にどの顧客が行っているかを特定できるのです。

したがって、MT4が使われているXMに限らず、他の海外FX業者を利用する場合でも「ばれる」のです。

両建てがばれると、資金を出金できないだけでなく、すべての利益も取り消されてしまうので注意してください。

XMの両建てで稼ぐ方法と禁止ルールについては以下を参考にしてください。

XMは両建て禁止していない、両建ての必勝法も解説
XMは両建てトレードを認めており禁止していませんが、両建ての禁止事項もあるので注意が必要です。また、XMで両建てを行う上で、 両建てで、損失リスクを抑えて効率よく利益を出せないものか・・・ 両建てハイレバレッジでも勝てる方法...

ライセンス登録業者は、出金拒否するリスクが低い

不当な出金拒否に遭いたくなければ、必ずライセンス登録している海外FX業者と付き合ってください。

ライセンス登録している業者は規制当局の管理・監督下で営業しており、不当な出金拒否を行えば免許をはく奪されるので容易に出金拒否を行いません。

規制されていない海外FX業者は分別管理がしっかり導入されていなかったり、登録業者と比べると組織体制や財務基盤が劣っていることが多く、資金繰りが厳しくなると不当な出金拒否や口座凍結を起こすリスクが高いので絶対に避けてください。

NDD方式の業者の方が安全

ライセンス登録している海外FX業者は、ディーラーが取引に関与しないNDD方式という取引方法を採用しています。多くが規制によってNDD方式が義務付けられており、NDD業者と付き合うのが安全かつ不当な出金拒否を防ぐ良い方法だと思ってください。

その理由は、NDD方式の海外FX業者は、トレーダーの注文を為替市場にダイレクトに流し取引に関与できないため、収益源として仲介手数料であるスプレッドに依存しているからです。NDD業者は、トレーダーが儲かって取引量が増えればスプレッド収入が増えることをよく理解しており、顧客離れによってスプレッド収入を減少させないために不当な出金拒否を行わないのです。

なお、当サイトでオススメしているXM、TitanFX、HotForex、LAND-FXとAXIORYはNDD業者ですので安全だと言えます。

信託保全が導入されている海外FX業者も安心

海外FXでは信託保全が義務化されていませんが、実質、信託保全と同等の投資家保護制度が導入されているライセンスもあります。

たとえば、XM、HotForex、LAND-FXは日本の金融庁に相当するキプロス証券取引委員会(CySec)やイギリスの金融行為監督機構(FCA)でライセンス登録しており、これらの業者の取引口座に預託されている資金は、業者が経営破たんしても保護されます、CySecとFCAは厳格な金融庁なことで知られています。

キプロスライセンスを取得しているXMとHotForexでは、トレーダーの資金は、投資家補償基金(ICF)によって最大2万ユーロ(約250万円)まで保護されます。

また、3社ともFCAでライセンス登録しているので、FSCS(金融サービス補償機構)により最大5万ポンド(約700万円)までの資金が保護されます。

ただし、日本在住者の取引口座はマイナーライセンスであるセーシェル金融庁などの管理下に置かれているため、これらの投資家保護システムは日本在住者には適用されません。なお、欧州などに在住している日本人は対象なので上記の資金保護を受けられます。

いずれにしても、少なくとも各国の金融庁からライセンスを取得しているNDD業者を利用することをオススメします。

管理人オススメの海外FX業者のライセンスと信託保全の詳細を知りたい方は以下をお読みください。

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まとめ 口座凍結・出金拒否

  • 海外FXでは主に金融ライセンスを保持していない業者がトラブルを起こしている
  • ボーナスはキャッシュバックではないので、ボーナスを含めた額で出金できない
  • ライセンスを保有している優良な海外FX業者であっても、違反トレードすると出金拒否する
  • したがって、トレードルールを守ることが出金拒否の防止策になる
  • 違反の両建ては必ずばれるので、絶対に行ってはダメ
  • ライセンスを保有しNDD方式を採用している海外FX業者を使えばトラブルに巻き込まれにくい

 

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