スワップ運用に必須!ヒストリカル・ボラティリティ(HV)とは?

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スワップ運用では、金利であるスワップポイントが付いても為替損益のマイナスでチャラになったりすることがあります。 そこで今回は、スワップポイント狙いの運用における為替変動の度合いを分析するヒストリカル・ボラティリティ(HV)について解説致します。

目次:

  1. ヒストリカル・ボラティリティ(HV)とは?
  2. 通貨ペアごとにHVを評価する
  3. ヒストリカル・ボラティリティ(HV)を算出してみる

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ヒストリカル・ボラティリティ(HV)とは?

FXにおけるヒストリカル・ボラティリティ(HV)とは、為替レートの変動度合いを、過去の一定期間の変動データに基づいて算出し、標準偏差で示したものです。

将来の価格変動率(ボラティリティ)を予想するための分析手法として用いられています。

過去においてレートがどれ位変動したかを示す指標として、HVが高いほどレートの変動リスクが高く、HVが低い程、レートの変動リスクが低いと考えられます。

基本的にHVが高い通貨は、為替損益が発生する可能性があるため、スワップ派にとってはリスク要因となります。

HVが高いということは、為替差損だけでなく為替差益も出る可能性もあるのですが、スワップ派にとっては、為替差益が出る可能性よりも、為替差損が出ないことの方が重要です。 スワップ派としては、日々日々スワップ金利が入ってくればという考えが基本なので、最初から為替差益を狙う人は少数派でしょう。

なぜならば、2倍くらいのレバレッジをかけただけでも(ハイリスクでなくても)、レートさえ変動しなければ年率20%以上のゲインも狙えるからです。

以上のことから、スワップ運用にとっては、ヒストリカル・ボラティリティ(VH)が低くて、スワップ金利が高い通貨が理想の通貨、ということになります。

ヒストリカル・ボラティリティは、20日平均HVや、60日平均HVなど、ある一定期間の平均を年率に換算した数値で変動の度合いを評価します。
例えば、60日平均HVというのは、過去60日の値動きのばらつきを年率にしたものです。

変動データの分析期間の長短によって、ヒストリカル・ボラティリティ値は大きく異なりますが、 一般的には、短期売買には短期間の過去データを用いて分析し、スワップ狙いのようにポジションを長めに持つような場合は分析期間を長くします。

通貨ペアごとにHVを分析する

どの通貨ペアをスワップ運用に選ぶかは、下記画像のように、各通貨ペアのヒストリカル・ボラティリティを比較して判断することになります。 このケースでは、スワップ派に人気がある南アフリカランド/円とトルコリラ/円のHVを比較しており、前者は10.68%、後者は9.63%となっています。

政策金利は南アフリカランドが6.25%、トルコリラが7.5%であり(2015年12月時点、実際は日々スワップ金利は変動)、金利が高くHVが低いトルコリラ/円を選択した方が良いと言えます。
また、トルコリラ/円の期間平均レートは44.61であり、画像上では計算していませんが、日々のレートの変動を基にした標準偏差は3.09なので、期間平均レート44.61±3.09の範囲内(41.52~47.7)に68.3%の確率で収まる可能性があることがわかります。 ヒストリカルボラティリティ比較

ヒストリカル・ボラティリティ(HV)を算出してみる

自分でHVを算出するには、まず、日次ベースの過去のレートの変動データを用意します。 変動の度合いを標準偏差として示すのがHVであるため、標準偏差の関数STDEVPを用います。 ここでは=STDEVP(D5:D369)*SQRT(250)と入力していますが、統計学では年間の営業日には250日(または260日)を使うのが標準なので、 ヒストリカルボラティリティの場合、「250の平方根」をかければ年換算されることになるので*SQRT(250)を加えています。 前日比は日次ベースの変動のことなので当日を前日と割って求めます(10.33÷10.35、10.27÷10.33)。 ヒストリカルボラティリティ比較2 過去のレート推移はこちらでダウンロードできます。

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