なぜ国内FX業者は『ロスカット制度』だけなのか?

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海外FX 初心者講座

国内FX会社は、なぜ『ロスカット制度』を採用しているのでしょうか? 海外FXでは常識のゼロカット制度を、なぜ国内FXは採用しないのでしょうか?

証拠金以上の損失をゼロに戻してくれるゼロカット制度、そんな素晴らしい制度をなぜ国内FX業者は採用せずロスカット制度だけを採用しているのか? 

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国内大手FX業者に理由を直撃

国内大手FX5社に対して『なぜ国内FX会社はゼロカット制度を採用しないのか』という質問を実施したところ、2社は『ゼロカットについてはわからない』、3社は『法令で定められているロスカット制度を順守する義務があるから』ゼロカットではなくロスカットを採用している、という回答を得ました。

『わからない』と回答した2社の真意はわかりませんが、『法令を順守するため』という3社の説明は間違っているので解説しましょう。

ロスカット制度は法令なのか?

ロスカット制度に関する規定は唯一、金融先物取引業務取扱規則第25条の3に関する細則(外国為替証拠金取引に係るロスカット取引関係)に定められています。

しかし、この細則は法令ではなく一般社団法人金融先物取引業協会によって定められている自主規制ルールです。

ロスカット制度はトレーダーを損失リスクから守るためのものですが、自主規制ルールに過ぎないため国内FX業者の多くは自分たちに有利な『免責条項』を顧客との取引規定に定めています。

国内FX業者のシステムサーバーが動作せずロスカットが発動しないことでトレーダーが損失を被っても、国内FX業者は『免責条項』によって一切の責任を負わないことを定めており、トレーダーが必ず追証を支払うことになります。

詳細は当サイト内の『国内FX口座のロスカット制度の危険性』に解説しているので是非ご覧ください。

国内FX業者が必ず儲かる仕組みのため

自主規制ルールのロスカット制度があるからゼロカット制度を採用していないようですが、ロスカット制度を採用している理由は、できるだけトレーダーが損して国内FX業者が儲かるようにするためです。

ロスカット制度と合わせて国内FX業者が採用しているトレーダーからの注文処理方法であるDD方式によって利益を上げる仕組みを作っているのです。

国内FX業者が極めて低いスプレッドを提示していることはよく知られていますが、普通に考えればスプレッド収入だけでは十分な利益分を確保でないはずです。

そのため、国内FX業者としては極めて狭いスプレッドを補うために『別の収入源』が必要となります。

国内FX業者は仲介業者なので本来は取引手数料であるスプレッドを主な収入源とすべきですが『別の方法で利益を上げている』のです。

ロスカット制度と密接に関係するDD方式とは

トレーダーからの注文処理方法には2通りあり、国内FX業者はDD方式を、海外FX業者はNDD方式を採用しています。

国内FX業者が採用するDD方式は、トレーダーからの注文を一旦FX会社の為替ディーラーが受け付け処理するため『トレーダーとFX業者間の相対取引』となります。 

利益相反関係とは、

  • トレーダーが儲かれば国内FX業者が損をする
  • 国内FX業者が儲かればトレーダーが損をする

ことなので、FX業者が儲けるためにはトレーダーに負けてもらう仕組みが必要となります。

為替ディーラーが一旦注文を受け付けるDD方式では、国内FX業者は為替市場において決済したように見せかけて、実際は競馬のノミ行為と同じように決済を行わず、他のトレーダーの注文と相殺してしまうなど、トレーダーが負けるための操作ができます。

DD方式を土台にロスカット制度が存在する

トレーダーからの注文は為替市場に流されず当事者であるトレーダーとFX業者同士で売買が行われる『形』となるので、国内FX業者はレート操作も可能でありトレーダーを負かすこともできます。

海外FX業者が採用しているNDD方式ではトレーダーの注文は直接為替市場に流されるので、レート操作の余地がないため国内FX業者は『わざと』DD方式を採用しています。

DD方式に加えて先述した免責条項を定めているので、急激な相場変動によって国内FX業者のシステムがダウンしてトレーダーのロスカットの発動が遅れてトレーダーの証拠金残高がマイナスとなれば国内FX業者としては儲けるチャンス到来となります。

また、相場急変によるシステムダウンでなくても相対取引においてはストップ価格を操作したり、ロスカットの発動を意図的に遅らせたり、極端な話システムをストップさせることも可能なのです(NDD方式ではこのような操作はできません)。

国内FX業者は、

DD方式+ロスカット制度+免責条項の『3点セットを別の収益源としている』

のでゼロカット制度を採用しないのです。

トレーダーが負けることを望みながら営業しているのが国内FX業者なのです。

海外FX業者の良さを比較認識しよう

海外FX業者が採用しているNDD方式では、ディーラーが取引に一切関与しないので、為替相場の変動だけがトレーダーの成績に直結するため取引の透明性が高いのです。

海外FX業者はブローカー (仲介業者)として、国内FX業者よりも割高なスプレッド(取引手数料)を取っていますが、相場急変等によるトレーダーの損失をゼロカットするためのコストを含めたスプレッドを提示しているため国内FXよりも『表面的に』割高なだけで、証拠金以上の損失をゼロカットしています。

海外FX会社は、トレーダーの損失を抑えることで、トレーダーにどんどん取引を繰り返してもらえればスプレッド収入を増やすことができることを理解しており、そのパターンこそがFX業者としての本来あるべき姿であると理解しているのです。

まとめ

国内FX業者は、DD方式+ロスカット制度+免責条項の『3点セットを別の収益源』としており、取引の透明性は海外FXよりもが劣っているのです。  

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