3日(火) 豪政策金利発表

東京市場が祝日で休場となる中、市場予想通り、豪中央銀行は政策金利の据え置きを決定した、据え置きは 6会合連続となった。
スティーブンス総裁は声明で「インフレ見通しを踏まえ、需要を支えるために適切であるならば一層の緩和を進める余地がある」と述べ、緩和姿勢を維持した。政策金利発表前までは、消費者物価指数(CPI)の上昇率が伸び悩んだことから市場では利下げ観測も出ていた。
また、インフレ率が中銀の目標圏(2~3%)内にあるものの、「従来予測よりも若干低い」と指摘した。「金融政策は緩和的である必要がある」との従来のスタンスを繰り返した。
豪経済は資源価格の下落と輸出低迷により景気は減速してきているが、資源輸出回復を意図した豪ドル安誘導のため利下げを実施してきた。この効果は輸出力強化には現れず、借入コストの低下により住宅価格の高騰を招いてきたのが実情である。
 
今回政策金利を据え置いたが、輸出低迷とCPIの伸び悩みが続いている状況からすれば、これまでの利下げ効果が結果として現れないようであれば、金融緩和策として利下げを実施する可能性はあるだろう。
 
豪ドル相場は、先週10月28日(水)に発表された7-9月期の消費者物価指数(CPI)上昇率が予想を下回ったことから、利下げ期待が高まり、豪ドルは主要通貨に対して下落、また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文で、12月の次回会合で利上げを検討することが明示され、米国の利上げ期待が高まったことから米ドル高が進み、豪ドルは対ドルで下落、対円でも弱含んできている。
 
豪ドルは豪・政策金利発表を前に思惑的な買いが先行し、対ドルで 0.7176付近まで対円で86 62銭付近まで買われた。発表直前ともに急落する場面が見られたものの、予想通り据え置きとなったことを受け、一部利下げを見込んでいた筋からの買い戻しの動きが強まり対ドルでは 0.7211付近、対円では87円ちょうど付近まで一段高。一方、ドル円はダウ先物や日経先物が上昇幅を縮小したことを受け 12063 銭付近まで下値を拡げた。
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