米連邦準備制度理事会(FRB)要人の主な発言(11月4日から11月7日まで)

11月4日から11月-7日までの米連邦準備制度理事会(FRB)要人の主な発言は以下の通り。
この期間中の要人発言の約70%が利上げに肯定もしくは前向きなもので、最もハト派と言われてきたエバンス・シカゴ連銀総裁でさえ12月の米国の利上げに肯定的となってきており、FRBがいよいよ利上げの準備に入っていく可能性が高まってきていることは確かだろう。
<11月7日>
ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(アリゾナ州で講演):
米経済は少なくとも1つの基準で完全雇用に達しており、10月の連邦公開市場委員会(FOMC)での事実上のゼロ金利政策維持という決定はぎりぎりの判断だった。われわれが今下す判断は、向かっている場所に狙いを定めるべきで、今いる場所ではない。経済は動く標的だ。
<11月6日>
ブラード・セントルイス連銀総裁(セントルイスで講演):
10月にFOMCは海外要因に言及した鍵となる文章を削除し、発表されるデータ次第でゼロ金利政策が近く終了する可能性を示唆した。ゼロ金利政策が近いうちに終わるという確率は市場ベースで高まっている。
ブラード総裁(講演後に記者団に):
利上げに向けた「説得力ある」状況が続いている。インフレ率がかなり近いうちに実際2%になると考えており、来年末までには目標を上回るだろう。明らかに非常に力強かった最新の雇用統計だけでなく、労働市場の累積的な進展を私は強調することになるだろう。
エバンス・シカゴ連銀総裁(CNBCとのインタビューで):
雇用統計は非常に良好、12月の利上げはあり得る。
ブレイナードFRB理事(ワシントンで講演):
国外の経済成長がさらに弱まれば、米経済の見通しに下向きのリスクとなる可能性があり、影響が波及した場合にそれを相殺する能力が抑制される。
<11月5日>
ロックハート・アトランタ連銀総裁(スイスのベルンで講演):
利上げ開始が近く適切になるだろう。利上げ開始の判断はなお際どい。生産とインフレの目標とのギャップがどの程度の速さで埋まるか、私の予想が変われば極めて容易にゼロ金利の期間延長を示唆し得る。
<11月4日>
イエレンFRB議長(下院金融委員会で証言):
現時点では、米経済は順調だと判断している。国内の支出は着実なペースで増加している。12月利上げの現実的な可能性はある。
イエレン議長(下院金融委員会での質疑応答で):
超過準備の付利(IOER)はFF金利引き上げで金融政策当局が用いる重要な手段になる。
イエレン議長(下院金融委員会での質疑応答で):
現時点でマイナス金利の必要性があるとは考えていない。
イエレン議長(下院金融委員会での質疑応答で):
FOMCでは金利の非常に漸進的な上昇を見込んでおり、非常にきつい勾配を描く軌道は想定していない。
イエレン議長(下院金融委員会での質疑応答で):
時宜を得た形で初回利上げに動くのは賢明なこと。
ダドリー・NY連銀総裁(ニューヨークで記者団に):
12月利上げについて現実的な可能性があるとのイエレンFRB議長の意見に完全に同意する。
ダドリー・NY連銀総裁(ニューヨークで記者団に):
賃金インフレがもう少し進むことが恐らく望ましい。
ダドリー・NY連銀総裁(ニューヨークで記者団に):
インフレ期待は十分に支えられた状態にあるものの、一段と低下すれば懸念の度合いが深まるだろう。
ブレイナードFRB理事(フランクフルトで開かれたパネル討論会で):
米労働市場の改善は極めて着実。米経済の見通しには明るい側面がある。
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