米連邦公開市場委員会(FOMC)1月27日 政策金利発表と為替相場予想

当サイト予測まとめ

  • 利上げ見送りの可能性が大
  • 見送りによる相場変動は限定的
  • 同日先行発表される12月新築住宅販売件数の結果による相場レンジも限定的

1月27日(水)(日本時間28:00) 米連邦公開市場委員会(FOMC) 政策金利を発表

政策金利だけでなく、同日には12月新築住宅販売件数が日本時間24:00に先行発表される予定である。

年初からの円高・株安

FOMCは先月12月16日に約9年半ぶりに政策金利を上げたばかりだが、その際、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は定例記者会見において、2016年中は緩やかに徐々に政策金利を上げて行く可能性を示唆した。

2016年の為替相場は年初より大幅な円高・株安が進行してきた。
年初からの約1か月間における米ドル円相場に関しては、米雇用統計などの大幅改善があったのにかかわらず円高が全く止まらなかったのは、為替市場参加者の関心が米国の金融政策よりも原油安、人民元安や中国発の世界同時株安などの市場混乱といったリスク要因に移ってきているからだと言える。

FRB要人発言は『利上げ見送り』

最近のFRB要人発言から判断すれば今回の政策金利上げの『見送り』はほぼ確実であろう。
ブルームバーグが掲載した1月4日~7日と同11日~17日までのFRB要人の発言のほとんどが利上げ見送り又は当面慎重な姿勢を取るべきとしている。

多くの発言の中で特に注目すべきは、ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁の「夜眠れなくなる問題やリセッションを招く恐れがある衝撃とは何かと問われれば、ほとんど全てが米国外問題だと答えるだろう。欧州に関しては多少ポジティブに受け止めているが中国はワイルドカードだ」という発言だ。

『政策緩和を徐々に解除していくこと、つまり徐々に利上げしていく必要性がある』ことはほとんどのFRB要人の共通認識となっているが、さらにここにきて米国の利上げが新興国の経済減速を加速しかねない懸念を考慮し始めていることも確かのようである。
以上のことから今回の利上げはほぼ十中八九見送りとなるであろう。

各要人発言の詳細は下記ブルームバーグのサイトをご参照。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O0UILR6KLVR901.html
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O0G40JSYF01V01.html

利上げ見送りの影響

今回の利上げ見送り観測はかなり強く、その分相場に織り込み済みとなることから見送りによる影響は小さいものとなるであろう。
また、既述の通り市場の米国金融政策への関心も弱まっていることから相場変動は限定的となるであろう

同日にFOMCの政策金利発表に先行して発表される12月新築住宅販売件数に関してだが、2016年1月以降も雇用統計は改善しており、新築住宅販売件数は景気変動に対して最も先行性が高いことから、今回は市場予想(50.0万件)とおりまたは市場予想以上の結果を予想し、変動幅は0~1pipsくらいとなるのではないかと思われる(過去1年間の結果を統計予測で算出)。

2016年度は円高が続く可能性あり

2016年度の為替相場は円高基調が続くと見る向きが増え得ている。
原油安等による貿易赤字の縮小等により日本の2015年度の経常黒字は2014年度の約6倍に達した。
当面原油安は続きそうであり、しばらくは貿易で得た外貨売り円に買いが続くこと、年金基金の対外証券等への投資が鈍化等によって需給は円買いが円売りを上回り、2016年度を通して円に対する先安感は弱まる可能性は高い。

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