米ドルは下落、ロシア機撃墜によるリスク回避の動き

24日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落。発表された11月の「米消費者信頼感指数」が予想外に悪かったためドルに売り圧力が掛かるとともに、ロシア軍用機の墜落事件を受けて安全資産とされる円やスイスフランが買われ、有事によるドルからの逃避となりました。

朝方発表された「第3・四半期の米国内総生産(GDP)改定値」は年率換算で前期比2.1%増となり、速報値の1.5%増から上方修正されました。

しかし、その後発表された11月の「米消費者信頼感指数」は市場予想の99.5を大きく下回る90.4で、2014年9月以来の低水準となりました。

結局ドルは売られ、ドルの主要6通貨に対するドル指数.DXYは直近0.2%安の99.599となっています。

また、トルコ軍によるロシア軍機撃墜の報道で地政学的リスクへの懸念が高まり、リスク逃避として安全資産とされる円やスイスフランを買う動きが強まりました。

終盤のドル/円は、0.3%安の122.47円。ドル/スイスフランも0.3%安で、1.0152スイスフランでした。この日の円やスイスフラン買いはテクニカル的な要因もあったと見る向きが多いようです。

今週26日の米国市場は感謝祭で休場となるので、取引は薄く通貨の動きは変動が大きく方向感のないものになる可能があり、「市場の動きは割り引いて見ていくべきで、全体的なトレンドを示すような動きにはならないのでは」と考えられます。

ユーロ/ドルは終盤0.1%高の1.0661ドル。欧州の取引時間帯にドイツIFO経済研究所が発表した11月の独業況指数は109.0、2014年6月以来の高水準となり、ユーロの支援材料となりました。

その他通貨ではポンドが弱く、イングランド銀行(中銀、BOE)のエコノミスト、アンディ・ホールデン氏は、インフレと成長に下向きリスクがあるとの認識を示しました。またカーニー・BOE総裁も、低インフレの状況は今後も続くとの見通しを繰り返しました。

ポンド/ドルは、終盤の取引で0.3%安の1.5079ドルとなっています。

ドル/円    終値   122.47/52

始値   N/A

前営業日終値   122.83/86

ユーロ/ドル 終値   1.0642/47

始値   1.0653/57

前営業日終値   1.0634/39

海外FX トレーダーの皆様、これから来月12月にかけての相場は、米国の利上げ観測、ECBの金融政策の判断、そしてテロ関連リスクによる資金逃避などが複雑に絡み合いながらの展開となるでしょう。

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