スワップ運用に必須 通貨ペアの相関係数でリスクヘッジ

通貨ペアの組み合わせによってはリスクヘッジが可能となります。
では、どの通貨ペアを組み合わせればよいのでしょうか? その選択を行うために知らなければならないのが『相関係数』を用いた分散投資なのです。

リスクヘッジ 分散投資の考え方が基本

リスクヘッジには主に逆相関の関係にある通貨ペアを選びます。

分散投資の例として、『株式投資』と『債券投資』の関係のように『互いに全く逆の動きをするもの』を保有することで合計の損が軽減されるのと同じことを目指すために『逆相関の関係にある通貨ペア』を選びます。

逆相関の通貨ペアを組み合わることで、リスクが小さくなり、結果的に大損する可能性を下げることができます。 逆相関の通貨ペア組み合わせ型リスク分散によって、例えば、安心してスワップを受け取れるような通貨ペアを組み合わせたりすれば良いのです。

相関係数とは?

為替通貨における相関係数とは、ある期間における二つの通貨ペアの関係の強弱を数値化したもので、類似性の度合いを表します。

『同じような動きをしやすい』通貨ペアのことを『相関がある』といい、互いに『逆の動きをする』通貨ペアを逆の相関、つまり『逆相関の関係にある』といいます。

相関係数と動きの関係

相関係数の数値の範囲は+1.0 ~- 1.0で、

  • +1.0に近いほど相関性が強く(同じような動きを示す)
  • 0の時には無相関(全く関係性がなし)
  • 数値がマイナスのときは逆相関となり
  • -1.0に近いほどく逆相関(逆の動きを示す)

となります。

1.0  → 完全に動きが一致

0.8  → ほとんど同じ動き

0.5  → 同じ動きが多い

0.2  → 同じ動きが少しある

0.0  → 全く関係なし

-0.2  → 反対の動きが少しある

-0.5  → 反対の動きが多い

-0.8  → ほとんど反対の動き

-1.0  → 完全に反対の動き

相関係数から通貨ペアを選択する

クロス円ペア同士のペアは相関が強いのでリスク分散に向かない傾向があります。

しかし、USDJPYだけは他のペアより相関が低いためクロス円同士ではUSDJPYとペアを組むことである程度のリスク分散になります。
例えば、USDJPYとEURJPY、USDJPYとGBPJPYなどといったものはそれなりのリスク分散の効果があると言われています。

また、同じ欧州同士のEURGBPや、同じ北米同士のUSDCADなどはクロス円ペアに対して逆相関が強いため組み合わせに有効とも言われています。
さらに、同じ大陸の通貨同士は相関性があるため、同じ値動きをする傾向が高いと言われており、(ユーロ円、英ポンド円、スイスフラン円)(豪ドル円、ニュージーランド円)(米ドル円、カナダドル円)などはリスク分散には不向きと考えられています。

高金利通貨ペアとの組み合わせ

スワップポインント狙いで投資したものの、為替損益によって結局チャラからマイナスになってしまうことがあります。

その対策として、逆相関の関係にある通貨ペアを組み合わせれば、分散投資でリスクを減らし、なおかつ2カ国分のスワップポイントを受け取ることが可能となります。

たとえば、高金利通貨として人気がある南アフリカランド、豪ドルや、ニュージーランドドルなどに対し逆相関の関係にある通貨ペアを選択すればよいわけです。

スワップ金利が高いアフリカランド円に対しては目立った逆相関の通貨ペアがみあたりませんが、ユーロポンドや米ドルカナダドルあたりは大きく逆相関ではありませんが多少はリスクヘッジとなる可能性があります。
同じクロス円ペアは相関が高く、同時に損することが多いので注意しなければいけません。 上記の同じ大陸の通貨同士の組み合わせでは、スワップ目的で分散投資をしてもあまり効果は期待できないので注意しましょう。

 

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