【為替展望】 円相場、今後3カ月は110~117円

日銀のマイナス金利導入以降の世界の金融市場は混乱を極めており、3月中旬の米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測も後退しており、為替相場は引き続きドル安円高トレンドのままで進むであろう。

米連邦公開市場委員会(FOMC)が追加利上げの有無を判断する3月中旬まで、1ドル=110~117円で推移するとみる。

今月10~11日のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の上下院金融委員会での発言内容はおおよそ想定通りであり、利上げは選択肢であるものの利上げに対して慎重な姿勢を示したことが当面円高要因となっていくだろう。

イエレン議長発言後の為替市場は、リスク回避目的で安全資産の円が全面高の展開となったが、従来問題視されてきた中国と新興国の成長鈍化や原油安に加え、欧州金融機関の経営悪化への不安感の台頭が投資家のリスク回避姿勢に拍車を掛け、欧州の銀行株も大きく下落しており、問題は根深く、リスク回避局面は長引きそうだ。

10日で10円超という急激な円高ペースだったため、市場では日銀の為替介入の観測も浮上してきている。115円を大きく切る相場トレンドが定着するようであれば為替介入もありえるのではないか。円独歩高が進んでいるだけに、対外的に為替介入も説明しやすいはずである。

まずは2月末の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議会場が大きく注目される。新興国からの資本流出が焦点となる見通しであり、上海での開催だけあって、中国の動向が最大の焦点になるだろう。

 

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